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☆2004/09/11 大和田稔さん、第12回ユングフラウマラソン参加報告(観光編前半) ●9月8日 スイス到着 10:40成田を立つと、12時間35分後にはチューリッヒ・クローテン国際空港に到着する。時差は夏時間(10月最終土曜日まで)を使っているので7時間。現地時間で16:15。どうでも良いけど、スイス・エアーラインズがなんで「LX」?。 機内はブラウン調の色使いで落ち着いた雰囲気、JALのような派手?で無く落ち着く。二割ぐらいの空席があり、シーズンオフなのかと思ったが帰りの便は満席だった。食事も「三國清三(みくにきよみ)シェフによる創作メニュー」とかで、なかなかである。ほとんど読書で過ごすが、あまり退屈はしなかった。「かみさん」に言わせると「口を開けて寝ていたくせに」と、からかわれたけど・・・(苦笑)。 昨年はジュネーブ経由で列車でスイスに来たのだが、入国審査時のパスポートは本当に見るだけでなんの印(しるし)も無い。出国時も同様。「何処に行って来たの?」である。どこもそうらしいが、添乗員の話では「混雑してなければスタンプ プリ〜ズで、パスポートにスタンプを押してもらえますよ」。幸い空いていて言われたとおり「スッ、すたんぷ ぷり〜ず」と言ってみると「・・・ユー ニード スタンプ・・・」。「なんだって?」とちょっと考えたが「ソッ、そう、そう。にーど!、にーど!」てなもんだ。なんだか嬉しかった。 無事入国審査を通過したちょっと先に小さなキオスクがある。その向い側に両替所があり、待ち時間ゼロでスイスフランに換金できる。成田空港で30分以上も並んで換金したのにと、ここではちょっとがっかり。レートは成田とほとんど変わらなかった。 空港を出ると、晴れていて半袖がちょうどいいぐらいの気温。空港からグリンデルワルト、インターラーケン、ツェルマットそして空港までの移動は添乗員を入れて9人だというのに観光バス1台を貸切。もったいないという気もしたが、これが結構よかった。 インターラーケンまでは約3時間。高速道路を走っていたはずが、いつの間にか一般道。料金所は無い。また、交差点も郊外になると信号など無くてロータリーとなっている。明らかに左右から車が来ないのに赤信号で停車させられる日本より合理的である。 最近?の添乗員は、バスの中ではバスガイドにもなる。そのバスガイドの話には、いくつもの「へぇ〜」と感心させられる事があった。まず、スイスの広さの話。日本の九州とほぼ一緒で、関東地方に静岡県と○○県(どこだか聞き逃した)をあわせたくらいで、スイスを中部地方に持ってくると日本海にも太平洋にも接しないそうだ。スイスの形を四国に似ているというのはちょっと強引だろう。 スイスワインの話。僅かだがスイスでもワインを生産しているが(たしかに昨年見たレマン湖畔にはブドウ畑があった)、国内で消費してしまうので輸出はしないとのこと。旅行中に何度が飲む機会があったが、美味かった。 料理の話。代表的なものはチーズフォンデュの他にラクレットとレシュティだということ。 ラクレット ・・・http://www.franco-japonais.com/tomato/sale/raclette.html レシュティ ・・・http://www.satoshi.de/essen/roesti.html レシュティは旅行中4回も食べたがビールとも相性がよかった。 トンネルの話。1kmを越える長さのトンネルは見通せ無いようにカーブさせなくてはいけないとか。隣国と地続きならではで、他国からの攻撃対策なのである。 発電の話。スイスは100%水力発電らしい。減肉現象も減圧沸騰もないのだろうと羨ましく思った。美浜原発トラブルの影響で国や県への対応をしていたからだった。 添乗員の話に「へェ〜」と何度も感心しているうちに、昨年訪れたインターラーケンをかすめて、グリンデルワルトのホテルに到着。現地時間で午後7時半。まだ明るかった。 ●9月9日 ユングフラウ観光 ホテルの朝食は6時過ぎに。レストランに行くと中高年の日本人ばかり。トレッキングに出掛けるようだ。普通、ホテルの朝食はコーヒーにパン、ハムとチーズぐらいと質素らしいが、ここのホテルは日本人が多く利用するので、その種類は多くしているのだとか。 ユングフラウ観光にはグリンデルワルト駅からは、グルントを経由してアイガー北壁直下でクライネ・シャイデック駅へが近いが、マラソンコースの下見を兼ねていたので、ラウターブルネン経由と遠回りしてクライネ・シャイデック駅に到着。ここからはユングフラウ鉄道でアイガー、メンヒに掘ったトンネルの中を走り、トップ・オブ・ヨーロッパといわれている標高3454mの鉄道駅としてはヨーロッパ最高地点のユングフラウ駅に向かう。約50分である。 途中アイガーヴァント駅(2865m「アイガーの壁」の意)とアイスメーア(3160m「氷の海」の意)に約5分づつ停車する(帰りはノンストップ)。各停車駅にはガラス張りの展望窓があり、最初の駅からは、クライネ・シャイデック駅やグリンデルワルトが一望できる。緑が綺麗だ。次の駅では風景は一変し雪の世界。ガイドブックには氷の世界とあったが「雪」だろう。 さすがにトップ・オブ・ヨーロッパまで上がってくると息が苦しいし冷えている。まず、100mを一気に上がるエレベーターでスヒィンクス・テラス(展望台)でメンヒを間近に見る。昨年は雲が掛かっていてその全貌は見ることができなかったが、今回は快晴だった。「こんなとこ登るヤツがいんのげェ?」というぐらい、岩肌の壁は急だし、尾根はナイフの刃のように鋭い。 エレベーターで下りて、メンヒのすぐ下の雪原に出てくると犬ゾリツアーがあった。雪は湿っていて重い。 駅舎に戻り「氷の宮殿」に。氷河の内部に掘った通路の先には熊とかペンギンの氷像がある。内部は青白く光る。氷像は昨年の猛暑の影響なのか、一回り小さくなったような気がした。「氷の宮殿」の先の雪原に出るとユングフラウ。ここでは、多分ドイツの連中だと思うが映画(?)のカメラを回していた。 一回りしてレストランで飲んだのがホット・チョコレート。「なんだココア?!」と思ったのは昨年のことだった。下る列車内にはユングフラウ観光を紹介する画像が流れていて、ユングフラウマラソンのシーンもあった。昨年はこんな仕掛けはなかった。 クライネ・シャイデク駅まで戻ってきて昼食。ユングフラウを見ながらのビールは美味い。駅にはレストランや土産物屋が併設されている。カウベルをさげたヤギが観光客に食べ物をおねだりしていたり、記念撮影用のモデルをしているセントバーナード犬がいたりする。セントバーナード犬は「アルプスの少女ハイジ」のヨーゼフ役のようで、一緒に記念撮影をするとお金が掛かる。10SFぐらい?。とすると、カウベルをさげたヤギは「ユキちゃん」?。 クライネ・シャイデク駅すぐ前のアイガーが良く見える小高い丘に、新田次郎の碑があった。30cm×20cmぐらいのプレートで、遺骨の一部がその下にあるらしい。「強力伝」は読んだが「アイガー北壁」は読んでいなかった。 アイガー北壁を右手にその直下を登山鉄道でグリンデルワルトに戻って来たのは午後の4時過ぎ。半袖でも暑いくらい。昨年、ユングフラウを見ながらビールを飲んだカフェは満席だったのは残念。 ピクルスで缶ビールをバス停のベンチで飲みながら、アイガーを眺めていたら眠気が一気におそってきた。昨夜はレシュティで夕食にしたので、チーズフォンデュー を今晩にでもと思っていたのに、ホテルに帰ったらそのまま爆睡してしまった。 ●9月10日 グリンデルワルト、インターラーケン観光 道路をはさんで目の前がゴンドラ乗場だった。午後からゼッケン受け取りのためインターラーケンに移動するまでの間、フィルスト(First2171m)〜バッハアルプゼー(Bachaipsee2265m)のトレッキングに出掛けのだ。 ゴンドラは6人乗りの小さいもので、冬はスキー客が利用する。約20分でフィルスト。今日も天気が良くて、氷河をかぶる山並みがすばらしい。「帰りたくねェー!」と思ってしまう。バッハアルプゼー(湖です)まではほぼ平坦なトレッキングコースで時間にして片道約1時間。高山植物は見ごろは8月までらしいが、まだいくつもの植物の花が見られる。添乗員は山岳ガイドもでき、高山植物の名前を教えてくれたが、覚えているのは紫色のトリカブトぐらいである。牛が放牧されていてトレッキングコースまで出てきて愛想よく出迎えてくれた。 歩き始めた頃は他に人はいなかったが、帰り道では結構な客で犬同伴も結構いる。ゴンドラ乗場のフィルストにはレストランがあり、アイガーを眺めながら昼食をとる。ここでもレシュティにビール。ソーセージがしょっぱかった。ゆっくり景色を眺めていたかったが、移動の時間もあるので、さっさとホテルに戻った。 インターラーケンに移動し、ゼッケンを受取った後は市内観光と夕食。ホテルに近いオスト駅前にはCOOP。昨年は日曜日だったので営業していなかった。観光客相手の店以外は、日曜日は安息日とやらで休みらしい。お土産の下見とあんぱんにする食パン、トマトジュースの調達であった。 ヴェスト駅前がインターラーケンで一番賑やかなところである。ミグロス(Migros)という大きなスーパーマーケット、昨年は見逃したらしい。そこから現地の人たちの住宅街を歩いて行くと、目的のレストランはすぐに見つかった。昨年、食事をした所で印象が良かったのである。見かけはイマイチだけど・・・。 夕方の6時半、レストランの中には客の姿が見えない。庭ではどう見ても結婚式後のパーティーのようである。10人ぐらいで。あきらめかけたが、ダメモトでダイソーの「トラベル英会話・個人旅行編」で覚えた英語でフロントに聞いてみた。「予約してないけど、夕食は・・・?」と。無事に英語は通じメニューを見せられてしまった。客は無かったがここで食事をしたかったので席についた。 メニューをよく見るとコース料理は二つ。メインはどちらも魚だったのは良かった。しかし、内容が良く理解できない。それでも、スープ、前菜、メイン、デザートのグループ分けはなんとなくわかった。「これと、これと、これ・・・」てな具合に「かみさん」の分を注文して、自分のは・・・と、もたもたしているうちに、オーダーはお終いに。 料理が出てくるまでは心配だったが、「かみさん」のものと違うものを出してくれた。親切ではあったが、情けないと言えば情けない気もする(苦笑)。白ワインの辛口が通じなかったのも情けなかった。「なんで dry が通じないの?」である。 実は昨年ここで食事した時のウエートレスが可愛かったのである。今回もいた。絶対去年の「あの子」である。「今日は、結婚式のパーティーなの?」が通じたみたいで、そうだったようだ。調子に乗って「去年もここに来たんだけど、覚えてる?」と聞いたら、これは相手にされなかった。 最後のコーヒーのコースターには、彼女の直筆と思える文字で「Have a nice evening」と「Sleep good」とあった。去年もそうだった。 店を出て振り返ると、出口まで見送りに出てくれて手まで振ってくれた。「また、来てみよう」と思ってしまう。 つづく・・・。 |
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移動バスと グリンデルワルトのホテル |
| 登山鉄道のレールは3本 | ![]() |
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メンヒは直ぐそこ |
| ヨーゼフ? | ![]() |
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ユキちゃん? |
| 新田次郎の碑 | ![]() |
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手前がアイガー、右にユングフラウ |
| バッハアルプゼー | ![]() |