☆2002/07/26 大和田稔さん、富士登山競走参加報告 第55回富士登山競走(山頂コース)に15年連続出場(大和田 稔) 31才になる年に初参加だったはずなので、15年連続15回目(たぶん)の出場でした。そして、15回目の完走です。猛暑の中、山頂コース2224名の参加で完走率が39%(868人完走)と過去最低のなかで、目標タイムより約10分遅かったです。しかし、ビックリしたことや、嬉しかった事などがいくつかありました。 なお、男子優勝タイムは2時間52分53秒、女子優勝タイムは3時間10分17秒でした。 その1・・・ゼッケン番号 この大会、1番から番号が割り振られるのですが、1番〜10番までは、前回の入賞者の順位なんです。ですから、1番は前回の優勝者の番号です。もちろん、前回の入賞者が全員次も出るわけではないので、その場合は、空き番号になり、別の人がその番号を付けます。その場合でも、実力者が割り当てられるはずです。で、今年の私の番号が「8」番だったんです。郵送で番号を見たときは、「そんなに早く申し込んだ?」ぐらいにしか思っていませんでした。前日の受付でもらったプログラムを見て、ビックリ。都道府県別に北から順に参加者のリストが出来ているのですが、その前の外国人選手リストより更に前に、名前があったのです。1番からの選手名をみると、どなたも実力者揃いで、場違いな感じがしました。もちろん1番は昨年優勝の小林修氏でしたし、芹澤雄二氏(大会記録保持者)は5番でした。昨年の私の成績は3時間31分と目立つ成績では無かったので、何を根拠に「8」番にしてくれたのか不思議です。でも、悪い気持ちでは無かったです(笑)。 だからといって、特別に待遇してくれるわけではないのですが・・・。 違うのは、ゼッケンの色が違うのと、背中にもゼッケンを付けることだけです。 背中にゼッケンですので、周りからは目標にされることになり、ちょっと恥ずかしかっです。今年は、「色違いのゼッケン」と「背中にゼッケン」は15番までで、その15番はシドニーオリンピックマラソン日本代表の川嶋伸次さんでした。 その2・・・オリンピック選手に勝つ。 ゼッケン15番の川嶋伸次さんは、現役を引退したとはいえ、この前のオリンピックに出場したばかりです。スタート時には私の左側、間に2人ぐらい隔てたところにいました。号砲とももに、あっと言う間に見えなくなったのですが、まさか、ゴール目前の最後のコーナーで抜けるとは思っていませんでした。 ゴール前の鳥居が見えるところです(参加された事がある方はわかりますよね)。思わず、ゴールまで駆け抜けました。抜く時に「川嶋さんがんばって」と心にも無いことを言いながら・・・。ゴール後、すかさず山頂で富士山ビール(350mlで600円)で、一人祝杯をあげました。すッ〜ゲー、旨かった(笑)。 下山も偶然にも一緒になり、「帰ったら、みんなに自慢させてもらいます」と、話しましたら、イヤな顔をしてました。愉快でしたね。川嶋さんはランナーズの密着取材を受けていまして、下山中も取材されてました。密かに優勝をねらっていたらしく、馬返しはトップで通過したそうです。 下見もせずに出場したらしく、富士山はそんなに甘くないですよね(笑)。 川嶋さんは、ナイキのサポートを受けていますし、大会のスポンサーもナイキなので、半分仕事での出場と推察されます。2、3日して悔しさが残っていたら、来年も出るかもしれないと言っていました。 川嶋さんは、現在、東洋大学の監督をしてます。 その3・・・超人? ボストンマラソンで、一緒にさせてもらいました、桜井教美(さくらい のりみ)さんが、出てました。昨年は、途中で抜かれていたのですが、今年は負けられません。しかし、彼女はボストンの快走後、先月のサロマ湖100kmマラソンで7時間36分でゴール(これでも女子で2位なのは驚き)してるのです。スタートして間もなく、追いつかれたのにはビックリ。目標タイムが3時間10分なのですから、たしかに、ペースとしては間違いではなかったのですが・・・。ゴールタイムは1分ちょっとの差で、今年は逃げ切りました。それにしても、すごい人だわ。 その4・・・うどんが美味い 富士吉田市、富士山だけが名物かと思っていましたら、うどんの美味しいところです。市内に40箇所ぐらいはあるようです。営業時間が14:00までのところが多いのですが、信玄餅のお店のお姉さんに、夕方でも営業している「美也川」を紹介してもらいました。天ぷらうどんが350円に50円のコロッケをトッピング(あまり、コロッケをのせる人はいないみたい・・・)、美味かったです。腰があり(なら、ケツは何処だと突っ込まないように)なかなかです。 たしかに、コロッケは余計でしたが・・・。 今度は「麺許皆伝」というお店にしてみます。お姉さんのお薦めでした。 最後に・・・ 来年は45才での出場になります。5合目コースで年代別(45才以上)の入賞をねらおうかと、たくらんでいます。まだ、気持ちは山頂と半々ですが千野香さんをやっつけてみたい・・・。 |