☆2002/04/15 大和田稔さん、ボストンマラソン参加報告(その5)

 ●4月15日(月) 大会と完走パーティー

 いよいよ、レース本番。目覚めてすぐにカーテンをめくり外を見る。雨が降った形跡はあるが、降っていない。しかし、テレビではスタート地点であるホプキントンでの雨の様子をつたえていた。スタート時刻は12:00で、その頃には雨は上がり、午後には晴れる予報ではあった。

 7時半にツアーディスクへ朝食を取りに行く。たくあん付のおにぎり3個に卵焼き、バナナ1本に水のペットボトル1本であった。おにぎりは1個残し(スタート1時間前に食べた)、ベーグルを1個を食べた。体調は良くない。ボストンマラソンでなければ止めていたかも。しかし、ボストン入りして絶好のマラソン日和で、無くなったと思っていた「運」は残っていると、前向きに考えた。

 ツアーバスで、ホプキントンに着いたのが9時過ぎ。バスにはトイレ付で、スタート前には3度も入る身としては助かった。天気は雨上がりの曇り空で、涼しい。大会発表では11.7℃であった。会場は下見に訪れた時とは打って変わって、人の群である。出店もあり、綿菓子があったのにはビックリ。日本だけかと思っていたので、思わず写真におさめる。風船人形にキャラクターのお面。スパイダーマンが人気のようだ。一般ランナー(ツアーを利用しない個人参加者)は、ボストン市内から、スクールバスでピストン輸送され、ホプキントン高校の構内の選手村でスタート時刻まで過ごす。そこの様子も見に行く。入口ではゼッケンナンバーが無いと入れないように警備が厳しかった。これも例のテロの影響?。あまり、大きな高校ではないが、多くのランナーでひしめき合い、最高齢者賞の表彰をしていた。80才代だったような・・・。鼻の頭に貼るシール(呼吸を楽にするもので、名前は・・・)を貼ってくれるブースがあり、「かみさん」とならんで女子大生(高校生かな?)に貼ってもらう。テープは星条旗カラーで、具合はいい。
 スタート位置が日本にいるときから気になっていたが、1000番単位で14000番まで、エリアが柵で仕切られていた。1272番の私は、招待選手の直ぐ後ろのエリアにならぶことができ、一安心。スタートラインは、直ぐそこだった。
 ちなみに「かみさん」は12369番ではるか後方、スタートラインまで約8分もかかった。ゼッケン番号はエントリー時に完走記録を(2年以内?)を申告するため、若い番号ほど速い事になる。私は今年の勝田での2時間43分47秒で申告した。
 各スタートエリアは、係員がゼッケン番号をチェックしているため、不正に並ぶことはできない。早めに並ばないといけないことと、寒いと思っていたので、セーターとジャージを着ていた。30分前にエリアに入った。セーターとジャージは捨てていく。そういうものらしく、実際にそうであった。
 あと、15分でスタート。車椅子の部はスタートである。スタートエリアはひしめき合っている。左の方でしゃがみ込む人がいて何事かと見ていたら、オシッコをペットボトルにしだした。エッ!と思ったが、今度は右の方で立ったままでするではないか。「マジかよ!!」と思ったが、そのようなペットボトルを手渡しでコースの外に出すのをみせられて、ここでは「普通の行為」なんだと納得させられた。日本では絶対にお目にかかれない光景だった。よく足下をみると道路が濡れている。雨のせいばかりではないようだった。「早くスタートして!」と心の中で叫び、つま先立ちになった。

 12:00予定通りにレースは始まった。スタートラインまで9秒と勝田マラソンとほぼ同じで、思っていた以上の好スタート。いきなり下りである。目標はまず完走、絶対完走であった。結果が勝田マラソンの参加プログラムに残るのは辛かった。
 出きれば2時間45分ぐらいでは遅くともと思っていたし、下り勾配のコースを考えると、勝田よりは楽なのではと高をくくっていた。3kmも行かないうちにツアーで一緒の桜井さんを抜く。シード選手で招待選手のエリアからスタートしていたのだった。調子が悪いのかと思ったが、昨年も出場しており、したたかな計算があったようだ。ハーフ過ぎに彼女には抜かれ、女子の15位に入賞するとは思っても見なかった。この人が、昨年のサロマ湖100kmの女子優勝者だと知るのは夜の完走パーティーであった。

 つづく・・・

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 なかなか、報告が終わりませんが、なんとか最後まで「完走」しようと思いますので、おつき合い下さい。